16-04 目が覚めると明日が来る
全員がそれぞれの準備にとりかかるためにテーブルから離れると、クルーレはカインに歩み寄った。 「リィ社長、あの女の子は大丈夫か?」 「セレスのことですか?」 カインはクルーレの顔を見た。クルーレはケイナと一緒に連れ立って …
全員がそれぞれの準備にとりかかるためにテーブルから離れると、クルーレはカインに歩み寄った。 「リィ社長、あの女の子は大丈夫か?」 「セレスのことですか?」 カインはクルーレの顔を見た。クルーレはケイナと一緒に連れ立って …
「午後2時半にヨクはランド社で打ち合わせをする。打ち合わせ自体は30分ほどのものだ。そのあと、プラニカでケイナと一緒にS-552ブロックへ。一度プラニカから降りてヨクだけがショップに入る。そこでアシュアと入れ替わる。アシ …
カインに朝一番の報告をして自分のオフィスに戻ってきたティは、誰かが入ってきたことに気づいて顔を巡らせた。たぶんヨクだろうと思っていたのに思いもかけない顔が見えたのでびっくりして目を丸くした。 「ティ、おはよう」 「どう …
まぶたに光を感じてケイナは目を開けた。 今、何時だろう…… 何度か瞬きをして光を感じたほうに目を向けると窓から陽が差し込んでいるのが見えた。その直後、小さな寝息をすぐ近くで感じて少しびっくりした。 そうか、セレスが戻っ …