15-06 シナリオ

 顔をあげて、ケイナは『グリーン・アイズ』に歩み寄り彼女の前に腰を落として片膝をついた。 『グリーン・アイズ』は慌ててケイナから離れようと座り込んだまま後ずさった。切なくなるほど潤んだ大きな緑の目がこちらを見つめる。 「 …

15-05 シナリオ

「ドア、閉めるなら、わたしの腕を切って」 彼女は挑みかかるようにケイナに言った。 「ちゃんと彼女と向き合って。逃げないで」 「逃げてるわけじゃない」 「逃げてるわ!」 リアは小さく叫んだ。 「自分に正直になりなさいよ!  …

15-04 シナリオ

 ケイナは自室のベッドに寝転がってぼんやりと考え込んでいた。 どんなに銃の使い方を教えてもらったところで今まで銃を持ったこともないヨクが咄嗟の場でそれを使うことができる可能性はゼロに近いだろう。構えるところまではできたと …

15-03 シナリオ

「これだけ警護があって堂々と入ってきやがる。あいつ相当やばいぞ」 オフィスに戻ったアシュアは言った。 「一番やばいのはあいつの腕、また生えてるってことだ」 カインは目の前のクルーレに目を向けた。クルーレは険しい顔で口を引 …

15-02 シナリオ

 その日もカインが仕事に区切りをつけて一息ついていると、ブランとダイがセレスの手を引いてオフィスに現れた。 ケイナの顔を見るなり、いつものようにセレスの顔に警戒心が現れる。 一緒についてきたリアが気遣わしげな視線を向けた …

15-01 シナリオ

 ブランとダイが小さな通信機を持って帰って帰っていた。 リィのサーバを介さないのと、アシュアの生体反応でなければ繋がらないらしい。 当面はよほどのことがない限り連絡をすることもないだろうけれど、とリンクから言われたそうだ …