03-05 gazed at

 ティは何か言いたかったがいい言葉を見つけることができず、カインから目をそらせるとふっと息を吐いた。 「さ、片付けようかな」 彼女はそう言うと、皿をまとめ始めた。カインが一緒に片付けようと身を起こすとティはかぶりを振った …

03-04 gazed at

 最初はテーブルに皿を並べていたが、ヨクの意向で床の絨毯の上にテーブルクロスを敷き、3人とも床にぺたりと座り込んで食事をした。部屋の中でピクニックでもしているような感じだ。 ティの作ったシチューは最高に美味しかった。ヨク …

03-03 gazed at

 その夜、カインがシャワーを浴びてタオルで濡れた髪をこすっているといきなり来客を知らせる音が鳴った。カインは慌てて近くに放り出してあったシャツをはおって部屋の外のモニターを見た。立っていたのがティだったのでドアのロックを …

03-02 gazed at

『アライド』に行ったアシュアから連絡があったのは翌日の午後だった。 「目は覚めてないんだけど…… おれ、ちょっとショックだった」 アシュアはそう言うと、画面越しに小さなディスクをかざしてみせた。 「今、ケイナの画像をそっ …

03-01 gazed at

 カインは小刻みに休憩をとりながらではあったが自分の部屋で日々の仕事をこなした。 ケイナが一週間前後で目覚めるかもしれない、という報告を受けたのはデスクに向かい始めて2日目のまだ朝の早いうちだった。 すぐにでも『アライド …